Cameraを持って一歩前へ

2019年10月にCanonのNewF-1を購入、自分なりのフィルムカメラの楽しみ方。

これまでのカメラ遍歴とF-1との出会い

周りの友人知人からよくこう聞かれます。

「なんで今更フィルムなの?」

 

自分の答えはこうです。

CanonのNewF-1がかっこよくて、昔いつかこのカメラを買うって決めてたから。」

 

一番初めに手にしたのは親父が買って箪笥の肥やしになってた初代EOSKiss

今から15年くらい前、大学生のころにkissにズームキットレンズで何も考えずに写真撮るだけでした。

 

※画像はCanonさんからお借りしました。

 

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EOS kiss

 で、当時の自分は何を思ったのかEOS5QDを中古で買って来たんです。

たいした写真も撮らないくせに(笑)

 

 

で、このEOS5QDが本当に使いやすかった。

※この画像もCanonさんからお借りしました。

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EOS5QD

 

このカメラにEF50mmF1.8Ⅱのいわゆる撒き餌レンズをくっつけて遊んでましたが、なにが使いやすいって視線入力AFを搭載した世界初のカメラでこの視線入力AFが便利だったんです。

 

横一列に5つ並んだAFポイントを見つめるだけでそこにピントを合わせてくれる。

 

カメラってこんなにすごいんだ!

って感じさせてくれたカメラでした。

 

社会人になって忙しさにかまけて写真からは離れましたが、15年も経った今年、中古で買ったsonyのRX100m5のファインダーを覗いて

 

「なんでこのカメラは最新式なのに自分の見たところに自動でピントが合わないんだ!!」

ってイライラしてました(笑)

 

15年も経ってるのに、ピントを合わせたいところを見つめる。という撮影方法が体に染みついてる。

そんなすごすぎる機能でした。

 

話は逸れましたがEOS5QDを買って遊んでた頃に雑誌でCanonの名機特集みたいなのを読んでそこで初めてF-1、F-1N、NewF-1の存在を知りました。

 

そのF-1の写真を見てこんなかっこいいカメラがこの世にあったんだと。

知れば知るほどF-1の魅力に嵌っていきました。

すぐに中古カメラ店を見に行きましたが当時で中古の程度が並品で本体が8万円から10万円、貧乏学生にはとても手が出ず、就職してからは仕事ばかりでそれっきりカメラに触る機会も減って、F-1のことはおろか写真を撮ることも忘れてました。

 

で、ことし5月になんとなくデジカメ買ってみたいと思い立ち、RX100m5を中古で購入し、9月の半ばに何げなく入った中古カメラやでF-1(前期型)を見つけ、触らせてもらったらやっぱりかっこいいんです。

 

機械式のカメラで、本体は金属性でこれでもかという剛性感、マグネシウム合金製のカメラとは違う武骨感、当たりまえですが強化プラスチックのEOS5QDとも全然違う。

 

3週間ほど悩みに悩んで、いろんなサイトを徘徊してNewF-1を購入しました。

フィルムよりもデジタル一眼レフやミラーレス一眼を買ったほうがいいんじゃないかという思いももちろんありましたが、やっぱりあの時雑誌で見たカメラが欲しい。

 

あの武骨な感じが今のカメラよりもカメラカメラしてていい。

 

それにこの先、デジタルカメラはたくさんいい機種が出るけど、フィルム一眼レフカメラはもう出てこない。

市場にあるだけならこの先20年後に後悔するなら先に買ってしまえと。購入しました。

 

15~16年ぶりのフィルムカメラ

憧れのNewF-1はきちんと写ってくれるか、使いこなせるのか、いろいろ不安もありますがまずはフィルムカメラを、写真を撮ることを楽しみたいと思います。

 

失敗してもまずは一歩前へ。